2023年04月02日

病棟看護師の役割と仕事の遣り甲斐

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病棟看護師は、入院患者の身の回りの世話なども行うので、患者の変化に一番に気づける立場にあります。その気づきが、場合によっては患者の命を救うこともあります。そんな時、同職は責任の重さと同時に、仕事の遣り甲斐も感じることでしょう。

また、医療はチームプレーで行われるので、チームで働くことの喜びもあります。チームの中にはドクターをはじめ、リハビリスタッフや管理栄養士、介助スタッフなども入ってきます。様々なスタッフと関わることで、知識やスキルを磨けるのもメリットです。

人々とのコミュニケーションは、人として成長することにも役立ちます。入院患者の多くは、一人での歩行や食事、排せつなどの日常生活が困難です。そのような状態は、肉体的なダメージに加えて、精神的なダメージにもなります。

但し、リハビリや治療を続ける中で、困難だった日常生活が取り戻せるようになると、看護師の遣り甲斐も大きくなります。毎日の業務は苦労の連続ですが、患者の回復状況を目にできれば、苦労が報われたと実感できるでしょう。同職は一人の人間の人生に寄り添うものでもあり、そこには助け合いの原点があります。病棟看護師は人の人生に寄り添う仕事なので、仕事をする上では相当の覚悟を求められます。病気や怪我に関する知識をはじめ、治療方法や薬剤情報など総合的な医療スキルが必要になります。それらは日々進歩しており、日々の勉強が欠かせません。高齢化社会の進展で、同職の役割は益々高まると予想されます。